Photography by Ruth Orkin c Collection Capa / Magnum Photos

1913年、ブタペスト(ハンガリー)に生まれる。本名アンドレ・フリードマン。スペイン内戦、日中戦争、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、第一次中東戦争、第一次インドシナ戦争を取材した20世紀を代表する報道写真家。作家アーネスト・ヘミングウエイ、芸術家パブロ・ピカソ、女優イングリッド・バーグマンなど著名人との幅広い交際も有名。

1932年、デンマーク・コペンハーゲンで演説するロシア人革命家トロツキーの写真が最初の発表作品となった。フランス・パリに拠点を構えた当時、写真はほとんど売れず、生活は苦しかった。

1934年、女性写真家ゲルダ・タローと出会い、恋に落ちる。「ロバート・キャパ」の名前は偉大なアメリカ人カメラマンをかたり写真を売り込むために使っていたとされる。1936年ごろから正式にロバート・キャパの名前で写真を発表し始め、スペイン内戦時に撮影した「崩れ落ちる兵士」で一躍世界中に知られる存在となった。

1938年には映画監督のヨリス・イヴァンスとともに日中戦争を取材、漢口で撮影した初のカラーフィルムが雑誌「ライフ」に掲載される。

1946年にアメリカ合衆国市民権を獲得し、イングリッド・バーグマンやピカソら著名人を撮影。バーグマンとは恋仲になったものの、結婚には至らなかった。

1947年にアンリ・カルティエ・ブレッソン、デビット・シーモア、ジョージ・ロジャーらと国際写真家集団「マグナム」を結成した。

1954年4月に来日し各地を取材中、「ライフ」から第一次インドシナ戦争の取材依頼を受け、北ベトナムに渡った。5月25日、フランス軍を同行取材中、地雷を踏み、死亡した。40歳の若さだった。